前回は「氏族運営プレイ」において適当と思われるPC用テンプレートを紹介しましたけど、グローランサ未経験プレイヤーに適正カルトの神々って一体どんなやつらなのか説明していなかったので、急きょ付け加えたのが以下の文章です。
◆4:テンプレートに登場する神々
- オーランス
- “大神” “嵐の神族の主神” “神々の王”(←自称)
- サーター人男性の約85%が信仰している強力な神で、サーター人をはじめ数多くの蛮族に文明をもたらした最も重要な神です。嵐・風・雷などの力を振るい、多くの友と共に多くの敵と戦いました。
オーランスの司る事象は多岐に及ぶため、その信徒は戦士、冒険者はもちろん、農夫、漁師、男の鏡、父親の鏡等々、どんな生き方でも選べます。
- アーナールダ
- “大神” “大地の女神族の主神” “オーランスの妻神”
- サーター人女性の約85%が信仰している温和な大地母神で、強力な豊穣と調和の力を有しています。多くの味方(と夫神)と共に多くの難題を暴力に頼らない方法で解決してきました。
アーナールダの司る事象は多岐に及ぶため、その信徒は治癒師、農婦、機織りはもちろん、女性の指導者、女の鏡、母親の鏡等々、あらゆる女性の生き方を選べます。
- ヘラー
- “オーランスの忠実なる友” “雨と雲の神” “羊飼いの守護神”
- オーランスを慕って水の神族から移ってきた神で、鋼の忠義心と美形の風貌で慕われています。
信徒は、天候(特に雨)の予測・感知(時には操作)に優れた力を農業など日々の暮らしに役立てています。また、雲に関連する家畜である羊を飼う者にとっては守護神とされています。
- アイリーサ
- “家畜の母神”
- 半獣半人の姿で信仰されるアーナールダの娘神で、家畜と人間とをつなぐ存在として畜産には欠かせません。
信徒は、畜産の専門家としてその健康や繁殖にいつも気に掛けています。また、パートナー*1の動物を連れています(家畜の子供、牧羊猫、鳥など)。
- オデイラ
- “狩人の神”
- オーランスの息子である星熊の神です。寡黙にストイックに仕事をこなす狩人の神ですが、時には斥候や弓兵もこなしました。
信徒は、獣の皮をかぶり弓矢を手に、終日、野山を駆け巡っています。また、パートナー*2のかすみ猫を連れています。
- イサリーズ
- “商売の神” “交易の神” “道祖神”
- 旅と交渉を司り、長じて通商の極意も得た賢き神です。商売に便利な貨幣や言葉(交易語)も発明しました。
信徒は、商人(店主、行商)や運び屋や旅人です。時には氏族の対外交渉人や、旅の技を用いた斥候の役割をもこなします。
- チャラーナ・アローイ
- “治癒の女神” “白き貴婦人”
- 慈悲と慈愛に満ちた癒しの女神です。並の戦神よりも勇気と行動力にあふれ、時には向こう見ずにも地獄へまで降りて行って患者を助けました。
信徒は、白い衣をまとい非暴力主義を掲げ、日夜、治療活動に奔走しています。そのため老若男女、多くの民衆に慕われています。
- フマクト
- “剣の神” “真実の神” “死の神”
- 死の力を体現する恐るべき神です。オーランスの兄神でしたが、度重なる弟の荒事に呆れて嵐の神族を脱退してしまいました。
信徒は、死のルーンの形をした剣*3を振るう滅法強い剣士として戦の時には頼りにされる反面、氏族とのつながりをあまり省みない部分や死にまつわる不吉さから、恐れられたり気味悪がられたりもしています。しかし嘘を排除し真実を重んじるその言動には独特の信頼感(と責任)がついて回っています。